【第五話】大学の授業、始まる

こんにちは!Austinです。
前回の投稿からだいぶ時間がたってしまいました。。。
Geminiは最初のほうはブログ自体、露出がどうしても少ないから、
誰からも見られない我慢の時間があるって聞いていたので、気長にやろうと思っていたら、
実は見てる人はいるということに気づきまして、
少々焦っています笑

ただ、この第五話を書くまでに新しいキャンパスへ移動・新しい友達を作る
という大学一年生の新学期と似たような状況に置かれていましたので、
それを経た今、当時の状況をより鮮明に書けるかなと思います!
(これ以降、記事を常体にする。)

「え、もう帰っていいんだ」

高校までは朝から夕方までみっちり教室に拘束されるのが当たり前だったけど、大学の滞在時間は圧倒的に短い。サークルの新歓に参加していなかったこともあって、その自由度とスケジュールのギャップには本当に驚かされた。

一方で、肝心の授業はというと……教室の光景に圧倒された。 みんなめちゃくちゃ真面目なのだ。教授が話し始めると、一斉にパソコンを開いてカタカタとタイピングする音が響き渡る。

「うわ、まじか。これが大学生か……」

と気圧されたのを覚えている。(まあ、1ヶ月も経てばみんな授業の受け方を心得てきて、出席すらしなくなっていくのだが)

そしてもう一つの壁が「90分」という時間。 僕の高校は少し珍しい45分授業だったため、いきなりその2倍の時間を座って集中しなければならないのは、なかなか苦痛だった。それでも、自分で選んだ興味のある分野の授業だったから、苦痛の中にも楽しさや「大学生やってるな」という実感はあった。

忘れない辛酸

しかし、この第一週で最も忘れられない衝撃的な出来事は、授業そのものではなく、その後にやってきた「昼休みの食堂」だった。

新学期。それは全学生がまだ真面目に大学に通っている時期。 初めての授業を終えて、意気揚々と食堂に向かった僕を待ち受けていたのは、完全に飽和状態の地獄のような人口密度だった。

ワイワイガヤガヤと盛り上がるグループ。全く空いていない席。 当時の僕は、まだ「自分が独りであること(=ぼっち)」に強い恐怖を抱いていた。

席は取れない。でもお昼は食べないといけない。他にどこでお昼を食べられるのかもわからない。独りでこの空間にいるのが耐えられない。

パニックになり、どうしようかと悩み歩いた挙句…… 僕は、たまたま目の前にあった自販機でアイスを買い、トイレの個室に駆け込んでそれを食べるという暴挙に出た。

プリン味のアイスだったんだけど、あの苦い味はカラメルだったのだろうか。それとも……。 今振り返れば笑い話だが、あの個室で味わった冷たいアイスの味は、大学デビューのほろ苦い記憶として一生忘れないだろう。

救世主は「第二言語」にいた

そんなトイレでの孤独なランチタイムから一夜明け。 次の日、僕の大学生活を左右する大きな転機が訪れた。「第二言語」の授業である。

大学の第二言語はクラス制になっていて、他の必修授業もそのクラス単位で受けていくシステムだった。そしてこの授業で、僕は運良く「自分と似た境遇」の人を二人見つけることができたのだ。

「とりあえずぼっちを解消したい」という一心だった僕は、迷わずこの二人と仲良くすることに決めた。

さらに幸運だったのは、そのうちの一人が内部生だったことだ。 高校からエスカレーター式で上がってきた彼は、言うなれば日吉キャンパス周辺を熟知したプロフェッショナルだった。

「昼休み、食堂は混んでて無理だろ? ひようら行こうぜ」

ひようら。 それは日吉駅の反対側に広がる、学生向けのご飯屋さんが密集するエリアのことだ。前日、トイレでプリン味のアイスを舐めていた僕に、お昼のノウハウを知り尽くした内部生の彼が、光り輝く「ひようら」という世界を教えてくれたのだった。

初めての「ひようら」と、開拓の喜び

内部生の彼に連れられて初めて入ったひようらのお店は、ラーメン屋だった。 「替え玉一杯無料」という学生に優しすぎるシステムに、僕は底知れぬ感動を覚えた。温かいラーメンをすすりながら、前日のトイレで震えながら食べたあのアイスの苦味(おそらくカラメル)が、ようやく完全に消化された気がした。

ひようらには飲食店が無数にあり、とにかく新規開拓のし甲斐がある。 のちに僕は一人旅をこよなく愛するようになるのだが、思えばこの「ひようらでの新規開拓」こそが、僕の探求心と旅好きのルーツだったのかもしれない。 (※僕が日吉キャンパスでの2年間でヘビロテすることになった「おすすめのひようらグルメ」については、また別の記事でじっくり紹介しようと思う。)

かくして、孤独への恐怖から始まった僕の大学生活は、最高の仲間と、胃袋を満たしてくれるひようらという最強の武器を手に入れ、いよいよ本格的に幕を開けたのだった。

新入生へ:独りと一人は違う

最後に、あの頃の僕と同じように不安を抱えている新入生に向けて伝えたいことがある。

それは**「何でもいいからコミュニティを一つは持っておくべき」**ということだ。

「独り(孤独)」と「一人(自立)」は全然違う。当時の僕のように、完全に「独り」では右も左もわからず、何もできない。最悪の場合、トイレでアイスを食べる羽目になる。

今の僕が一人旅を楽しめているのも、根底に安心できる繋がりがあるからこそだ。 最初は緊張するかもしれない。でも、多少無理をしてでも話しかける勇気を持つこと。それが、充実した大学生活への第一歩になるはずだ。

NEXT >> 【番外編】ひようら

日吉駅の裏側に広がる、学生向け飲食店が密集するエリア「ひようら」。
次回は本編の時系列から少し離れ、内部生の友人に導かれ、
やがて自らの足で開拓していったこの街で、
僕が2年間ヘビロテし続けた「絶対に外さない名店」たちを一挙公開。

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